給水管材料の主流として使われている「硬質塩ビライニング鋼管」は、管の内部が塩化ビニルで被覆されているため、
直管部分には、錆および腐食はほとんど発生しません。しかし、築後15年 を過ぎると、継手部のネジ込み部分やバルブ廻り等で、劣化により錆・腐食が進行することがあります。
放置すると赤水の発生や漏水につながることもあるので、劣化診断を行い適切な修繕を行うことが大切です。
建物内にはり巡らされている排水管の耐用年数は配管の材質により、30〜40年程度。
人間の血管と同じように、老化によって詰まったり、管内の内側が薄くなって穴があいたりします。
とくに台所や洗面、浴室の排水管は、食材の残りカスや油脂類を多く流すため腐食が早く進みます。
漏水につながるケースもあるので、劣化診断を行い適切な修繕を行うことが大切です。
図のような箇所について、管内のカメラ調査や配管の一部を取り出す抜き取り調査を行い、錆による配管の詰まりや、腐食による穴あき状況など劣化の状況を確認します。そして資金計画と合わせ、最適な改修工法を検討していきます。
メーター廻りの配管を切り取り、または抜き取りを行い、内視鏡で配管内部の様子を確認します。あわせて抜き取りをした配管を半分に割り、内部の状態を目視で確認します。
水栓器具を取り外し、内視鏡で配管内部の様子を確認します。該当の住戸の方にはご在宅をお願いすることになります。
配管経路に応じて、専有部内やピット内で、目視調査、内視鏡調査、抜き取り調査等を行います。
給水管・排水管の改修には、様々な工法があります。
マンションの配管材料の種類、劣化状況、資金、配管ルート、ランニングコストなど様々な観点から検討し、お客さまに合う工法を選択します。
高性能ポリエチレン管やステンレス管など最新技術の新しい配管に取り替えます。在宅日数は既存配管を撤去するため、更生工事に比べて長くなります。また、建物の構造により露出配管や内装工事が発生します。一度取り替えたら30年以上改修は不要になりますので、一時的な資金は必要ですが、長期的には費用の削減になります。新しい配管で長期の安心を確保したい長期重視型のお客さまにお勧めです。
※更生工事
既存配管の内側の錆を落とし、塗膜でライニングして延命させます。更新工事に比べて一時的な費用は少なくて済みますが、15年〜20年後に再度改修を検討する必要があります。既存配管延命の短期的処置です。
高置水槽方式や加圧給水方式を、直結増圧給水方式や直結直圧給水方式に切り替えることによって、省エネルギー化や水槽スペースの有効利用を図ることができます。本管から直接給水するため、より安全でおいしい水が供給できます。また、本管の圧力を利用するため省エネルギー効果が期待できます。直結方式は受水槽方式と比べ、貯留機能がないため、水道工事等で断水する場合は、予め飲み水を用意する必要があります。
昔は金属管が主流でしたが、更新工事を機会に長期耐久性が期待できる樹脂管への変更をご提案します。
事前調査を原則全戸行い、お片付けいただく範囲を事前に説明させていただきます。
専有部の工事期間(在宅必要期間)はわずか1日から2日のため※1、
皆さまにかかる負担は大きくありません。
使用する給水管は耐久性が高く、以後のメンテナンスの必要がありません※1。
10年間の漏水保証となっています。
水道本管から一旦受水槽に貯留、その水を揚水ポンプにより屋上の高置水槽に揚水し、重力により各住戸に給水します。停電が発生しても、高置水槽に水が貯留されているので即断水にならず、万が一の災害発生時には、受水槽・高置水槽の水を活用できます。
水道本管から一旦受水槽に貯留し、貯留した水を加圧給水ポンプユニットで加圧をかけて各住戸に給水します。万が一の災害発生時には、受水槽の水を活用できます。
受水槽を設置せずに、水道本管からの給水圧及び増圧ポンプにより増圧した水を直接各住戸に給水します。水道本管から直接給水するので、新鮮で安全な水を供給する事ができます。また、受水槽・高置水槽を使用しないので、水槽スペースを有効活用出来るほか、補修費や清掃費がかかりません。
受水槽や増圧ポンプを使用せずに、水道本管から水を直接各住戸に給水します。水道本管からの圧力のみで給水するので、直結増圧給水方式よりもさらに省エネルギーになります。
更新工事とは、既存排水管を撤去し、新規配管に交換する工事です。
配管材には、塩化ビニル製の「耐火パイプ」、「耐火二層管」または「鋼管」等を用います。
大京穴吹建設では、お住まいのマンションの劣化状態や建物の状況を確認の上、コンサルティングします。
お気軽にお問い合わせください。
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